棚に使ったら良いオイルフィニッシュとは?家具塗装業界のプロが解説
2023/11/15
家具の塗装にはさまざまな方法がありますが、近年特に注目されているのがオイルフィニッシュです。しかし、どのようなオイルを選ぶべきか迷ってしまう人もいるのではないでしょうか?そこで、家具塗装業界のプロが、棚に使ったら良いオイルフィニッシュについて解説します。さまざまなオイルの特徴や使い方を知り、理想の仕上がりを手に入れましょう。
目次
オイルフィニッシュって何?
オイルフィニッシュとは、木材に塗るオイルで仕上げる塗装方法のことを指します。木材自体の呼吸を妨げないため、自然な質感が楽しめるのが特徴です。また、経年変化による味わいの増加も楽しめます。オイルフィニッシュは、ヨーロッパなどの伝統的な家具製造国で受け継がれてきた技術であり、日本でも近年注目を集めつつあります。しかし、オイルフィニッシュを施す場合には、一般的なラッカーやウレタン塗料に比べると耐久性や防汚性は劣るため、適切なメンテナンスが必要となります。家具を長く愛用するためには、適切な塗料選びやメンテナンスが重要です。
どんな棚に使えるの?
当社が提供する塗装技術を施した棚は、さまざまな用途においてご使用いただくことができます。例えば、書棚やキッチン棚、衣類収納棚、雑貨整理棚など、あらゆるタイプの棚においてご活用ください。 また、当社では自然界から得られる塗料を用いているため、健康にも配慮した棚を製作することができます。さらに、お客様のニーズに合ったオーダーメイドの棚を作ることもできますので、ご要望がございましたらお気軽にお問い合わせください。 当社の塗装技術は、耐久性や防水性に優れており、長期間ご使用いただくことができます。また、美しい仕上がりでありながら、環境にも配慮した製品を提供することができ、当社にご依頼いただければ、お客様に満足いただける棚の製作をお約束します。
家具塗装業界のプロに聞く、オイルフィニッシュのメリットとデメリット
家具塗装業界において、オイルフィニッシュは広く使われております。主なメリットは、木材に染み込んでいくため、耐久性や水に強さがあります。また、手触りが良く、自然な風合いに仕上がるため、素材の美しさを引き出すことが可能です。さらに、メンテナンスがしやすいことも特徴の一つで、スポンジで拭けば簡単に汚れを落とすことができます。しかし、オイルフィニッシュにはデメリットもあります。ニスやウレタン塗装と比較して、乾燥時間が長いため、作業に時間がかかることがあります。また、目地が深くなりがちであるため、塗装前にしっかりと整えることが必要です。ただし、その美しさと耐久性から、オイルフィニッシュは人気の高い塗装方法の一つであり、適切な使用方法であれば高い満足度を得ることができます。
オイルフィニッシュを使った棚のお手入れ方法
オイルフィニッシュで仕上げた棚は、天然木の美しい質感を生かした家具として人気があります。しかし、オイルフィニッシュはウレタン塗装に比べ、保護力が弱く傷や汚れがつきやすいのが難点です。そのため、定期的なお手入れが必要になります。 まずは、柔らかい布で棚の表面を軽く拭き取ってください。その後、オイルフィニッシュ専用のクリーナーを使い、汚れを落としてください。クリーナーを使わない場合は、水で薄めた中性洗剤を使っても構いません。ただし、濡れた布で拭き取った後に乾燥を促すためにドライヤーなどを使うと、オイルフィニッシュが乾燥し割れる原因になるので注意が必要です。 また、棚に物を置く際には、なるべく傷つけないように気をつけてください。底面にフェルトなどを貼ることで傷つけにくくすることもできます。年に一度程度は、専門業者によるメンテナンスをおこなうこともおすすめです。 オイルフィニッシュのある棚は、使いこむほどに味わいが増し、家具としての存在感が増していきます。正しいお手入れを行って長く愛用していただけるように、家具塗装業者として我々もサポートしてまいります。
おすすめのオイルフィニッシュ製品とは?
おすすめのオイルフィニッシュ製品は、家具塗装業において重要なアイテムです。オイルフィニッシュ製品は木材に潤いを与え、耐久性を高めるために使用されます。特に、ウォルナット、オーク、チークなどの木材には、オイルフィニッシュが最適です。オイルフィニッシュ製品では、オイルの種類、変色の有無、耐水性、耐光性などの要素が重要です。そのため、製品選びは慎重に行う必要があります。 オススメのオイルフィニッシュ製品は、ダイナミックカラーズ社のCOCKSHEEN OILや、スウェーデンのブランド、Rubio Monocoatの製品などがあります。COCKSHEEN OILは、色味が変化しにくく耐水性も高く、チークや屋外の家具にも使用可能です。一方Rubio Monocoatは、一回の塗装で十分に染み込み、耐久性に優れていることから、室内家具などにおすすめです。 以上のように、製品選びは用途に応じて行うことが重要です。工程も大切ですが、製品の品質も同等に重要です。家具塗装業の現場においては、素材の診断、塗料選択、技術的な工程のプロフェッショナルな応用能力が求められるため、常に最新の情報や技術を学び、サービスを提供することが必要です。